sisouron

都市を多面的に観察したい

字を書くということ

 世の中にフェチという言葉があるが、恐らく自分は手書きフェチだ。プレゼントを貰ったときに入ってた手紙とかは勿論、仕事場や学校等で付箋に簡単に書いて貼られたメッセージも好きだ。

 その人の書く文字というのは長年その人自身が付き合ってきたもので、その人そのものを表現していると言ってもいいかもしれない。



 先日Twitterであるフォロワーさんが素敵な言葉を呟かれていたので引用したい。(駄目だったら連絡ください、すみません)

『手書き文字の不可逆性、一種のライブ感に惹かれており、今年は手帳にはボールペンを使うことにし、かつ予定以外の誤字は修正テープなどで消さないという縛りを入れることにしたのである』



 手書きには不可逆性がある。だから書いてるときどきどきする。相手に送るメッセージなら尚更の事であって、それはまさにライブ感に満ち溢れている。

 自分の趣味に文房具集めがあって、それは文房具の機能美に惹かれているのだが、勿論字を書くことへの愛着というのもある。

 手書きのメッセージを貰えると嬉しいし、自分がその人に宛てて書くのも楽しい。その度に自分の文字を見て恥ずかしくなって、その度日ペンでも始めてみようかと思うのだけれど結局始められていない。今年こそは自分の字を好きになりたいと思ってる。今年こそは。